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フランスの弱者への合理的なボランティア -日本の子供の貧困支援に考える-

vide grenier croix rousse edit 
フランスのイメージと聞いてまず多くの人が思い浮かべるのは、パリのシャンゼリゼやエッフェル塔、高級なフランス料理など、優雅で華やかな印象だと思うけど、実際のふつうのフランス人の生活は驚くほど質素だ。
フランス人は、自分が信じたライフスタイルを、他人がどう思おうと貫こうとするように思う。
そしてとても合理的だ。

フランスの街で週末に開かれているマルシェが閉まるお昼すぎ、売り残りの野菜やフルーツを箱につめて、持っていく人たちがいる。ごく普通の身なりの人たちで、失業者だったり学生だったりするのだろう。捨ててしまうのはもったいし、自分も欲しいから。というシンプルな動機があるだけのように感じる。
そこに他人の目を気にする様子はない。

マルシェによっては、売れ残った野菜やフルーツをボランティアがひとつのテーブルに集めて
「全部ただだから、欲しい人は持って行って!」
と欲しい人たちに無料で配ることもある。


日本の子供の貧困率が7人に1人という。


経済大国の日本と貧困という言葉がぴんとこなかったけれど、コラムを読んでいて、日本人の、いらない物を人あげて、失礼ではないかなどの生真面目な意識と、恥ずかしいという生活困窮者の意識が、支援を難しくしているのではないか?と感じた。

コンビニなどで期限切れの弁当なども、ホームレスなどに与えられることはなく、すべて廃棄されると以前聞いたことがある。一方で”おにぎりが食べたい”と書き残して、アパートで孤独死された人もいた。

フランスは日本と比べて失業率も高いが、弱者と言われる人たちへの支援が厚い。
むしろ恵まれていない人の層が時間にも余裕があり、人生を楽しんでいるのではないか?
と思えるほど不思議な現象もある。
それはそれで、怠惰な人を作るというデメリットがあると思うのだけれど、少なくとも本当に困っている人たちには有難いことだと思う。

スーパーマーケットの売れ残りの商品は、ボランティア団体が一箇所に集め、生活に困っている人たちに配る。

Les restos du coeur (心のレストラン)と呼ばれる団体は、定期的に食べ物の支援をしていたり、大きなテーブルを囲んでの温かい食事をサービスする機会なども作る。

Emmaus Lyon 1 

アベ・ピエール神父が恵まれない人たちのために作った団体、Emmaus (エマウス)は、一般家庭で不要になった品物を使える状態に修繕し、格安で売っている大きなリサイクルショップのような感じなのだけど、修理をしたり、売っている人達はホームレスや生活困窮者で、売り上げは彼らのための支援に使われるというシステムだ。

Emmaus sofa 



スーパーマーケットでは、それぞれ寄付をしたい人達が、自分で買った食料など、会計を終えたあとに、レジ脇の団体スタッフに寄付をするシステムと、様々な形での支援が行われている。
先日ブログで紹介した、Vide-Grenier (ヴィードグルニエ)で、安く欲しいものを探すてもある。


加えてフランスは日本の昔のような、良い意味でのおせっかいな人づきあいが残っていると感じることだろうか。

ある時、スーパーマーケットで大声で喧嘩が始まったことがあった。
列に入った、入らないというくだらない内容のことだったのだが、すぐに周りのお客さんやお店の人たちが止めに入り、お互いの言い分を聞いて慰めたり説得したりしている。
という場面に出くわし、人がこんなにも関わりあうのかというカルチャーショックを感じたのを覚えている。おそらく昔の日本はそうだったのだろう。
今は忙しくなりすぎたのかもしれない。

2035年には日本人の半数が独身者になるという試算もあるそうだ。
高齢者も増え続ける。
いろいろな形で人が繋がっていくといいなと思うけれど。




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Tag:フランス 生活困窮者 貧困 支援 ボランティア マルシェ フランス在住

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