毎日気になる!ショパン国際コンクール2021から目が離せない!
- 2021/10/14(Thu) 20:46
- 日々考えたこと&大好きなもの
- 0
- 0

最近、毎日気になって仕方ない。Youtubeを開いて、ライブ配信が始まっていれば、ついつい観はじめて、なかなかやめられなくなってしまう。
他にしなければならないことがあっても、気もそぞろになっている。
10月に入って、5年に一度開催されるショパン国際コンクール2021が始まっている。
ショパンの故郷であるポーランド、ワルシャワで行われるピアノのコンペティションで、わずか16歳から30歳までの、予め地区ごとに行われた予選を勝ち抜いた演奏者だけが参加できる特別なピアノコンクールだ。
最近は、Youtubeで参加者の演奏を、全て聴けるようになっているなんて初めて知った。
ライブで聴き逃してしまったとしても、後から気になる参加者の演奏を聴くことができるのは本当に嬉しい。
演奏する曲はショパンの曲だけに限られ、1次予選、2次予選、3次予選と一つ一つの予選には、4、5曲で構成された別々のプログラムを演奏しなければならない。
予選のたびに振り落とされ、勝ち残った演奏者だけが、次の予選に進むことができる。
ファイナリストに選ばれれば、オーケストラと一緒にピアノコンチェルトを演奏することができ、その出来栄えを審査され、結果が発表されるという流れだ。
ショパンは私の大好きな作曲家で、メランコリックで繊細な曲調と同時に、彼の一生にとても心惹かれてしまう。
39年というショパンの短い人生は、決して薔薇色ではなく、失恋や病気や祖国との別れなど、周りの人には計り知れないほど、苦しいことの連続だったのではないか?と想像する。
それでも、パリではショパンを心から愛したパトロンや愛人、芸術家の友人に囲まれ作曲活動を続けることができた豊かな人生であったとも感じられる。
ショパンのお墓はパリのLe cimetière du Père-Lachaiseに葬られているが、ショパンの心臓だけは、家族によって愛する祖国ポーランドに持ち帰られたという逸話がある。
今年のショパン国際コンクールには、何人もの日本人ピアニストが出場している。
今回だけではなく、毎回優秀なアジア人の出場者が多いのには、いつも本当に驚く。
若手ダンサーの登竜門としても知られる、ローザンヌ国際バレエコンクールをみても、アジア人の活躍には毎年驚かされる。
背景の違う文化というハンディも乗り越えて、日本人をはじめとするアジア人が、芸術の分野で世界で頭角を表すのは、勤勉で勉強熱心な国民性が関係しているのか?といつも思うのだけれど、毎回素晴らしいことだと思うのと同時に誇らしい気持ちにもなる。
逆に、ヨーロッパ人はどうしたの?と思ってしまうほど、存在が薄いと感じることも多い。(今回ショパンコンクールにはポーランド人は何人も残っている)
私が注目しているのは角野隼斗氏。
『かてぃん』というピアノ系Youtuberでもあり、東大出身の異色のピアニストなのだそうだ。
最初に観た彼のYoutubeビデオ。
自宅で撮られたと思われる、このショパンのエチュードは、万華鏡のようにキラキラと輝く音の一つ一つが、少しずつ繊細に変化して、何度も聴きたくなるような素敵な演奏だと思った。
楽しそうな表情でピアノを弾いているのも良い。
彼のピアノは音色が明るくて軽やかで、華やかな印象を持った。
第3次予選に期待したい。
この他にも前回のショパン国際コンクールでファイナルまで残った小林愛美さんも第3次予選に残っている。
他にも聴いていない演奏者がいるので、これからの演奏に注目していきたい!
ショパン国際コンクール2021のHPはこちら↓
ここから動画にもアクセスできます!