毎日気になる!ショパン国際コンクール2021から目が離せない!

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最近、毎日気になって仕方ない。Youtubeを開いて、ライブ配信が始まっていれば、ついつい観はじめて、なかなかやめられなくなってしまう。
他にしなければならないことがあっても、気もそぞろになっている。

10月に入って、5年に一度開催されるショパン国際コンクール2021が始まっている。

ショパンの故郷であるポーランド、ワルシャワで行われるピアノのコンペティションで、わずか16歳から30歳までの、予め地区ごとに行われた予選を勝ち抜いた演奏者だけが参加できる特別なピアノコンクールだ。

最近は、Youtubeで参加者の演奏を、全て聴けるようになっているなんて初めて知った。
ライブで聴き逃してしまったとしても、後から気になる参加者の演奏を聴くことができるのは本当に嬉しい。


演奏する曲はショパンの曲だけに限られ、1次予選、2次予選、3次予選と一つ一つの予選には、4、5曲で構成された別々のプログラムを演奏しなければならない。
予選のたびに振り落とされ、勝ち残った演奏者だけが、次の予選に進むことができる。

ファイナリストに選ばれれば、オーケストラと一緒にピアノコンチェルトを演奏することができ、その出来栄えを審査され、結果が発表されるという流れだ。


ショパンは私の大好きな作曲家で、メランコリックで繊細な曲調と同時に、彼の一生にとても心惹かれてしまう。

39年というショパンの短い人生は、決して薔薇色ではなく、失恋や病気や祖国との別れなど、周りの人には計り知れないほど、苦しいことの連続だったのではないか?と想像する。
それでも、パリではショパンを心から愛したパトロンや愛人、芸術家の友人に囲まれ作曲活動を続けることができた豊かな人生であったとも感じられる。

ショパンのお墓はパリのLe cimetière du Père-Lachaiseに葬られているが、ショパンの心臓だけは、家族によって愛する祖国ポーランドに持ち帰られたという逸話がある。


 

今年のショパン国際コンクールには、何人もの日本人ピアニストが出場している。
今回だけではなく、毎回優秀なアジア人の出場者が多いのには、いつも本当に驚く。

若手ダンサーの登竜門としても知られる、ローザンヌ国際バレエコンクールをみても、アジア人の活躍には毎年驚かされる。

背景の違う文化というハンディも乗り越えて、日本人をはじめとするアジア人が、芸術の分野で世界で頭角を表すのは、勤勉で勉強熱心な国民性が関係しているのか?といつも思うのだけれど、毎回素晴らしいことだと思うのと同時に誇らしい気持ちにもなる。

逆に、ヨーロッパ人はどうしたの?と思ってしまうほど、存在が薄いと感じることも多い。(今回ショパンコンクールにはポーランド人は何人も残っている)


私が注目しているのは角野隼斗氏。
『かてぃん』というピアノ系Youtuberでもあり、東大出身の異色のピアニストなのだそうだ。
最初に観た彼のYoutubeビデオ。



自宅で撮られたと思われる、このショパンのエチュードは、万華鏡のようにキラキラと輝く音の一つ一つが、少しずつ繊細に変化して、何度も聴きたくなるような素敵な演奏だと思った。
楽しそうな表情でピアノを弾いているのも良い。
彼のピアノは音色が明るくて軽やかで、華やかな印象を持った。

第3次予選に期待したい。
この他にも前回のショパン国際コンクールでファイナルまで残った小林愛美さんも第3次予選に残っている。
他にも聴いていない演奏者がいるので、これからの演奏に注目していきたい!

ショパン国際コンクール2021のHPはこちら↓
ここから動画にもアクセスできます!

Tag:ショパンコンクールショパンピアノかてぃんyoutubeyoutuber動画ユーチューバーピアニストchopin

”Ma nouvelle école" ニューヨークが舞台のかわいい映画に癒される!

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東京周辺での昨日の地震のニュースにびっくりした。
首都圏周辺の皆さん、大丈夫だったでしょうか?
地震がいろいろな場所で起きていると聞いているので、東京周辺の皆さんも他の地域の皆さんも、十分に気をつけて日々お過ごしください!

私はと言えば、しばらく前から考えなければならないことが増えて、心身共にキャパオーバー気味になり、少し疲れてしまった。

昨夜はフランス語に吹き替えされたアメリカ映画?ドラマ?を観てリフレッシュした。



”Ma nouvelle école" という作品は、少し前からYoutubeのおすすめに頻繁に出てきた映画かドラマ。

ニューヨークが舞台のこの話の主人公は、聡明な10才の少女である。
移民系で料理人の母親と、掃除や修理をする会社に勤める父親の質素な家庭に暮らす彼女は、近所の公立の小学校に通っているが、聡明な彼女の可能性を伸ばしてあげたいと考えた両親が、お金持ちが通う有名小学校へ彼女を転校させる。
両親は今まで以上に身を粉にして働かなければならなくなり、子供たちとの過ごす時間は減ってしまう。

彼女が通うクラスの生徒たちは、一度もメトロに乗った経験もなく、家庭教師が高級外車で迎えに来るような、全く違う境遇の子供たちばかりだ。
そんな環境に彼女はなかなか馴染むことができない。

一人の生徒が、チェスができないことで、彼女を馬鹿にしたことから、彼女はチェスを習ってその生徒を打ち負かす決心をする。
移民労働者たちが集まる公園の一角で、チェスを教えている初老の男性に、ひと月5ドルでチェスを習い始める。
とても気難しいその男性は、少しずつ彼女にチェスを通しての人生を教え始める。

という物語だ。

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チェスを自分たちが住んでいる街や人生に例えて教えてくれる、移民系で労働階級出身の男性のキャラクターも良いし、何より、主人公の女の子が、前向きでとても可愛らしい。

スラングも少なくて聞き取りやすかったので、フランス語の新しい言葉や表現も勉強することができて満足した!

フランスが舞台の映画より、いつもアメリカが舞台の映画を選んで観てしまうのはなぜだろう?といつも思うのだけれど、日本はアメリカ寄りの社会だから、考え方が近いアメリカの映画やドラマの方がなんとなく馴染みやすいのかな?とも思っている。

映画で習った言葉や表現は、早速、Quizletに入れて覚えた。
次は何を観ようか、良い映画を探しているところだ。

皆さん、良い週末をお過ごしください!

今は他のことに気を取られがちな時期だけれど、こうして時間が取れるときに、ブログを更新したいと思うので、更新が不定期になりますが、今まで通りよろしくお願いします!












Tag:ビデオ映画映画鑑賞フランス語外国語学習フランス生活海外生活

フランスのシェアハウス、学生たちは新しい環境づくりに一生懸命!

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リヨンは大学の多い街で、新学期になるとフランスの他の地域からくる学生や、他のEU諸国など海外からも大勢の学生がやってくる。

9月前くらいから、引っ越しを終えた学生たちで、街が新しい活気に溢れてくる感じがする。


我が家は大学が近くにあるので、毎年この時期になると、新入生らしき学生たちが夜中まで楽しそうに歌を歌って、道や広場で騒いでいるのをよく見かけることがある。

そんな様子を見ては、”楽しそうだなぁ〜、でも夜中はちょっとうるさいのよねぇ。”
と心の中で思っている。

入学前の夏の時期には、学生たちがアパートや家をシェアして使う、Co-location(シェアハウス)の部屋の案内や、Colocataire (ルームメイト)を募集するアナウンスが掲示板やSNSにたくさん投稿されるようになる。

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”社交性があります”とか、”きれい好きです”とか、自分がルームメイトとしてどれだけふさわしいかをアピールする投稿も目立ち、学生たちが必死に住むところを探している、または良いルームメイトを探しているのがわかる。

学生たちにとって、学生生活をどのような環境でスタートするか?は、数年間の学生生活を生き残るためにとても重要なのだと思う。
できるだけ気の合うルームメイトとアパートをシェアしたいと思うのは納得だ。

Co-location(コロカシオン)として使われる部屋は、一般的に一人で使える個室に加え、みんなで使うリビングルームにキッチン、バスルームなどがついていることが多いと思う。

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ある時、中古品を売買するサイトに、我が家のもう使わなくなった大きな古いダイニングテーブルを出品した。

程なく連絡が来た相手は、新しいルームメイトたちと共同生活をする学生たちだった。
仲間と共同で使うため、リビングルームに置くダイニングテーブルを探していたと言う。

週末、テーブルを取りにきた3人の若者たちは愛想がよく、これから新しく始まる生活に張り切っているような雰囲気だった。
残りのルームメイトは部屋で掃除をしながら、テーブルがくるのを待っているのだと言う。


学生たちは夫と一緒に大きなテーブルの足を何とか取ろうと、テーブルのあちこちを覗き込みながら試行錯誤していたが、なかなか上手くいかず苦戦していた。

一人の女の子が自分が持ってきたバッグからドライバーを取り出し、鮮やかな手つきでテーブルの足を解体してみせた。
まさか、自ら道具を持ってくるなんて思っていなかったので驚いた。

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「父がよく日曜大工しているのを見てるから、なんとなくわかった。」
と、その子は照れ臭そうに笑った。

その後、一緒にお茶を飲みながら、
「どこの学校に通うの?あなたたちは何の勉強をするの?」

などと聞いていたら、エリートを養成する学校と言われている、リヨンの難関校であるグランゼコールの名前を挙げた。


彼らは小さな車にはみ出すようにテーブルを詰め込み、閉まりきらないトランクを、持ってきたロープで手際良く固定した。

「こんな状態で運転して大丈夫?」

と心配する私たちを尻目に

「ゆっくり運転するから大丈夫です。」

と言って帰って行った。

Co-location (コロカシオン)は、住んでいる間にいろいろ問題が起こることもあって、ルームメイトとの相性が悪ければ大変だと言うことも聞くが、

”この子たちは、何かあっても何とかうまく解決して行くのだろうな。”
とそんな気がした。

私たちの大きな古いダイニングテーブルは、新しい役目を得て、若者たちの賑やかな食卓へと変身を遂げているだろう。

みんな頑張ってほしい!





Tag:シェアハウスルームメイトコロカシオンフランス大学生新入生フランス生活海外生活リヨン

スーパーの便利な ”DRIVE ( ドライブ )” サービス。コロナでさらに加速したか?

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日頃、よく利用している "Drive "(ドライブ )と呼ばれるスーパーマーケットのピックアップサービス。
「ドライブ」とは、前もってオンラインで注文した商品を、指定した日にちにお店へ取りに行くというシステムだ。


特に、1年半前コロナでロックダウンした時には、このサービスを利用する人がとても多かったようだ。

あの頃は、お店に入店できる人数が制限され、スーパーの入り口にできた列に並んで待たなければならなかったり、人と交差するのを避けるために、通路が行きと帰りに分けられるなどの対策が取られていた頃だ。コロナに対する人々の心配も大きく、買い物に行くたびに気を使うことが多かった。


大型スーパーへ行って買い物をするのは、余裕のある時には、いろいろな商品をあれこれ吟味できて楽しいけれど、お店が混んでいる金曜日や週末などは億劫に感じる時もある。

敷地の広い大きなスーパーでの買い物は、欲しい商品の売り場にたどり着くだけで一苦労だし、その間に新しい商品に目移りしたり、長いレジに並んだりで、あっという間に時間が過ぎてしまう。
知らず知らずのうちに、気付いたら1時間以上が、過ぎていたなんていうことはざらである。

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我が家では、鮮魚や野菜などの、手にとって買うかどうかを決めたいもの以外の、例えば水や牛乳、パスタや缶詰など、重くてかさばって品質が変わらないものを、「ドライブ」で買うことにしている。


ロックダウンの頃は、「ドライブ」を利用しようとする人が多かったからか、注文をしようと思った時、サーバーがダウンしていたり、すぐに商品が品薄になったり、不便なことも結構あった。
そんな時には、あえて夜中に注文を入れたりと、工夫することも余儀なくされて不便だったけれども。


「ドライブ」で注文した商品は、スタッフが全部揃えておいてくれるので、サイト上で商品を選ぶとき以外、商品を探す時間が大幅に短縮されて、時間の節約にもなるし、重い荷物を車に積み込むまで手伝ってくれるというメリットがある。

オンラインで注文した商品は、お店の隣にあるドライブスルーのようになったドライブ専用の受け渡し場所に取りに行く。

このサービスを利用する人が増えたとはいえ、まだまだ普通にお店で買い物をする人の方が多いので、時間にもよるだろうが、「ドライブ」の受け渡し場所は空いていることが多い気がする。

仕事が忙しい人や子育てで忙しい人、時間のない時や疲れている時、混んでる場所での買い物が苦手な人には、もってこいのシステムだと思う。


私たちはまだ利用したことがないのだけれど、スーパーではある程度の金額の買い物をすると、配達してくれるサービスもあるようだ。
先日、アパートのエレベータで、あるスーパーの配達の人と一緒になった。

私たちが少しそのことについて尋ねると、
「このアパートにも、配達によく来てますよ!」
と笑顔で答えてくれた。

まだまだコロナが収束するまでには時間がかかるだろうが、その間にいろいろな分野で、オンラインのサービスが使われるようになってきているのは嬉しいことだ。

フランス人は、合理的だと思えば、意外と新しいシステムやサービスを受け入れる人たちだと思う。

私たちも便利なシステムやサービスは大歓迎だ。

Tag:スーパー買い物ドライブオンラインショッピングコロナフランス生活フランス情報海外生活

良いことばかりじゃ全然ない、海外生活の実態!自転車泥棒の話

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アパートの駐車場に置いていた、夫の自転車が盗まれたことが過去にあった。
もう5年以上も前のことだ。
考えてみれば今でも不思議な出来事だった。

夫の自転車は特別高価なブランドのものではなく、ごく普通の自転車だったということ。
自転車を置いてあった場所は、不特定多数の誰もが入ることのできる自転車置き場ではなく、鍵のかかった車庫の中だったということ。などなど。


フランスの都市部にあるアパートの駐車場は、建物の地下に作られていることが多い。

私たちが住んでいたアパートもそのような構造で、地下の駐車場に入るためには、車庫を所有している人だけが持つ、シャッターを開けるためのリモコンが必要だ。

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Photo by Bernard Hermant on Unsplash 



住民の誰かが車で帰ってきて、たとえ、その隙に泥棒が駐車場に潜り込めたとしても、駐車場のある地下へ降りていくと、シャッターのついたボックス型の車庫がずらっと並んでおり、それぞれの車庫には鍵もついている。

実際、夫の自転車が盗まれたときには、車庫のシャッターは閉まっており鍵もかかっていた。
中には車と一緒に自転車が停めてあった。



ある日、夫が自転車を使おうと駐車場へ降りていったら、私たちの車庫の鍵が壊されていて、中に置かれていた自転車だけがなくなっていた。
不思議なことに、一緒に置かれた車は無傷だった。(全く興味がないかのように・・・)

車を取って行けばいいのに。
なんで車を取っていかないのだろう?と不思議に思っていたけれど、あとでいろいろな人から、車は足がつくから取らないのだと聞かされ納得した。


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(ちょうど良い写真が見つからなかったのだけど、地下の駐車場は、一つ一つの車庫がこのようにシャッターで閉まっている。)

警察に連絡をし待っていると、体の大きい2人の警察官が、テレビカメラとマイクを持った取材の人たちを引き連れて、仰々しくやってきた。

テレビカメラは日本でいう『警察24時』のようなテレビ番組の取材の人たちだったようだが、突然カメラとマイクを向けられびっくりした。
まるで、自分たちが大きな犯罪に巻き込まれたかのような気分だ。
結局、カメラに撮るは遠慮してもらった。

警察官は私たちの車庫の壊された鍵穴付近に白い粉をふりかけ、指紋を取ってから、

「このような犯罪はとても多いので、自転車が見つかるかはわかりませんが、見つかったら連絡します。とにかく保険会社に連絡をしておいてください。」

と言って帰って行った。

結局、保険会社に状況を説明し、私たちとの面談が終わってしばらくすると、すんなりと保険金がおりて、夫は新しい自転車を買うことになり物事は解決した。

なんでも、このような犯罪は、陸続きの外国から来た犯罪者が、自転車を盗んで、自国までトラックで運んで売るのだということを知った。


当然、盗まれた自転車は二度と見つかることはなかった。


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夫の場合、特に思い入れのある自転車でもなく、保険がおりて新しいものを買うことができたので良かったが、親の形見であるとか、思い入れのある自転車だったら、きっと悔しい気持ちは何倍にも膨らんだことだとと思う。

その出来事があった後から、我が家では自転車をアパートの部屋の中で保管するようになった。場所は取るし、外のホコリを家の中に持ち込むのは気が進まないが仕方がない。

ヨーロッパではこれが結構スタンダードなようで、そんなことをイギリス人の知人に話したら、イギリスでも大体、自転車はアパート内で保管する人が多いということだった。

イギリスはもちろん、ヨーロッパの他の国でも同じような犯罪が多いのだそうだ。

何年も経った今でも不思議に思うのは、シャッターが閉まってるうちの車庫の中で、なぜうちの車庫の中に自転車があるとわかったのか?ということである。
鍵のかかった車庫の中で、うちの車庫の鍵だけ壊されていたから。

今でも不可解である。


Tag:自転車泥棒盗難犯罪駐車場警察自転車保険海外生活フランス生活

最近腰痛がつらい!解決策を模索する毎日

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ここ一年ぐらいずっと、腰痛に悩まされている。
以前は肩こりにはなっても、腰痛とは無縁の体だったのに、最近は肩こりも忘れるほど腰痛の方が気になっている。

何が原因でそうなったのか?

そのことを考えていて思い当たったのが、コロナで体を動かす量がとても減ったからと言う理由だ。
何もかもコロナのせいにするのは良くないかもしれないけれど、やはりそれしか考えられない・・・気がする。


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毎朝30分ほど、もう何年も自己流のヨガを続けていて、そのときには少しだけ体が楽になった様な気がするが、体の奥に感じる腰痛はしぶとく残ったままだ。

日本に住んでいた頃には、温泉付きのスポーツクラブというのがあって、ヨガクラスやストレッチクラスが終わって、心地よい疲労感を感じた後に、温泉でのんびり体を癒したという、今では夢の様な生活を送っていた頃もあった。

今ではそんな生活は考えられない。
こちらではほとんど湯船に浸かることがないから・・・
日本の温泉、懐かしいなぁ。。



私がよく参考にしているユーチューバーの一人、Dr. Mandelle。
誰でも取り入れやすい健康情報やストレッチのやり方を短く発信してくれるので、とてもわかりやすい。

確かに現代人の生活は前屈みになることがとても多い。
日常に行う作業はほとんど後ろに反ることはなく、前屈みになることが圧倒的に多い。
加えて、スマホやPCを多用する生活スタイル。

私も以前、頸椎のカーブが真っ直ぐになってしまうストレートネックだと診断されたことがある。
その頃から、PCなどを見ることが多かったので、その様な姿勢になってしまったのだと思う。

【上体そらしのやり方】

・腹這いになり、足の爪先を伸ばし、両手を腿にピタッとつける。
・息を吐きながら上体(頭、胸、お腹)を徐々に持ち上げ、元に戻るときには息を吐く。
・それをゆっくり10回繰り返し、何セットか行う。(勢いをつけて行わない様に注意)
・筋肉をリラックスさせるために、1日おきにストレッチを行うとよい。

※正しい姿勢でゆっくり行うことがポイント!


このストレッチ、学生の時にやった体力測定の『上体そらし』を思い出した。
学生の時から体が硬くて、上体そらしをやった時、体を反らした状態をキープできず、何度も測りなおしたと言う不名誉な経験もある。



【坐骨神経を囲む筋肉を伸ばすストレッチ】

・膝がお尻よりも高くならない程度の椅子に座る。
・片足の足首を反対の膝にかけ、体を胸がかかとにつく様な気持ちで、足を持ち上げたの反対  側に体を倒していく。このときにお尻の下の方の筋肉が伸びていることを感じる。
・30秒間姿勢を保つ。
・反対側も同じことをする。

このストレッチがとても気持ち良かった。
PCの前でも、座りながらできるし、とてもお手軽にできるのに効果がある気がする。

腰痛に悩んでいる方、是非試してみて。

数日このトレーニングをしたら背中が筋肉痛になった。
良い兆候だ。
悪い癖の三日坊主にならないよう、続けていきたい。



Tag:腰痛ストレチ筋トレヨガ坐骨神経痛動画コロナ生活習慣海外生活フランス生活

【Tokyo à Paris】 瞳で作曲をするアーティスト、PONEに感じた意志の力

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From https://www.ouest-france.fr/ L’artiste Guilhem Gallart, alias Pone, lies est atteint de la maladie de Charcot depuis 2015. | AFP

先日の東京パラリンピック2020閉会式で、次回開催地パリへの引き継ぎセレモニーでパフォーマンスを披露した、アーティストであり音楽プロデューサーのPONE (本名 Guilhem Gallart )が話題になった。
私は東京パラリンピックの閉会式を見逃してしまったので、彼のパフォーマンスを観ることができなかったのだけれど、あとでプロフィールを知って、とても興味を持った。

彼はもともと、マルセイユの伝説のヒップホップグループ、Fonky Family のメンバーでもある。
下の段、左から2人目がPONEこと、M. Guilhem Gallart だ。



彼は2015年に、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という、体が動かなくなる病気に罹り、唯一動かすことのできる目で作曲をするようになった。
病気になるまで、人の前でカリスマティックなパフォーマンスをして、聴衆を魅了し続けてきた、いわば、流行の最先端にいた人が突然、体の自由が効かなくなり、寝たきりになってしまうというのは、どのような心境だったのだろう。

一時は絶望するような、あまりに過酷な体験だったに違いない。

しかし、彼はそんな過酷な状況にもアーティストとしての情熱を失わなかった。



不自由になった体で、今までの様に作曲をするためには、新しいソフトウェアを使いこなす必要があったのだが、馴染みのない道具を使うのにも大変な苦労があったと言う。
それでも、彼が情熱を失わなかったのには、献身的な家族の支えや、今までと変わらない仲間のサポートも忘れることはできないだろう。

彼は自分が活動する姿を通して、立ち向かうのがとても難しいALS という病気を患った人々を勇気づけたいのだと語っている。


私はヒップホップ系の音楽に馴染みがないので、彼のアーティストとしての素晴らしさを語ることができない。

けれども、人生で大きな壁にぶち当たったとき、彼の活動に勇気づけられることだろうと心から思う。




このことから、ずいぶん前に観た「潜水服は蝶の夢を見る」という映画を思い出した。

ジャーナリストとして活躍していた M. Jean-Dominique Bauby が、突然脳出血で倒れ、体の自由が失われた自身のことを書いた本が、映画化された作品である。

この主人公も病によって、片目しか動かすことができなくなって、今までの輝かしい人生との落差に絶望しかかるのだが、言語療法士が、まばたきで言葉を伝える方法を教えたことから、自身の作品を作り出すまでに至るというお話だ。

潜水服のように、重く鎧に覆われたような不自由な体でも、心は軽く、蝶のように羽ばたくことができるという意味を持った作品だと思う。




動画は、気管切開で人工呼吸器をつけている患者さんをケアするヘルパーのトレーニングのために寄付されるプロジェクト。PONEの音楽をストリーミングすることで寄付に参加できる。




最後に東京パラリンピック閉会式の、東京からパリへの引き継ぎ式で、放送されたというこのパフォーマンス、すごく好きになった作品なのでもう一度!



Bon weekend!

Tag:PONEHIP-HOPALSヒップホップラップ動画youtubeパラリンピックフランスパリ